設計の仕事と報酬に関して

設計・監理の仕事内容と報酬は国土交通省告示15号という法律で一つの形が示されています。ここで告示15号を分解しながら解説します。

基本設計
設計は二つの段階に分かれていて、全体の形や間取を決める段階を基本設計と言います。
基本設計で行う業務内容と図面が告示15号の次のPDFにあります。

実施設計
設計の第二段階を実施設計と言います。ここでは図面の縮尺を大きくして、構造・設備・内装その他細々とした内容を決めます。工務店が実際に家を建てる為の指示書でもあり、これをもとに見積もりを作成します。

監理
監理とは工事が設計図書通りに行われているかチェックをしたり、現場との質疑応答をする業務です。確認申請書には、監理をする人間が誰かを記入しなければいけません。
工務店の現場監督が部分ごとの職人さんを手配したり運営したりする業務は「管理」と言います。発音が同じなのでややこしいのですが、監理と管理は自動車の両輪のように必要なものです。(監理のパンフ)

その他業務
設計業務の「標準部分として」のその他業務と「標準外部分として」のその他業務があります。

報酬の根拠
建築士の報酬を建築費の何%とするのは合理的な根拠がないので、設計・監理に必要な時間数に時間単価を掛け算する直接人件費を算出基準とします。具体的には

 ・直接人件費
 ・経費(直接経費/設計に必要な経費 + 間接経費/事務所維持に必要な経費)
 ・技術料
これらを足し算したものになります。

建物の分類
直接人件費は時間単価に必要な設計・監理時間数を掛け算しますが、建物の分類ごとに標準時間が示されています。まずは分類表をあげます。

設計と監理に必要な時間
標準時間表です。戸建て住宅とそれ以外に分けておきます。最初のファイルが戸建て住宅です。表13は木造以外の住宅、表14は木造住宅、表15は詳細設計をしないリフォーム等です。時間数は内容によって変わるとは思いますが。

当事務所の場合
通常は時間単価2500円、経費/直接人件費×0.3、技術料/直接人件費×0.15 で計算します。
大体、総工費の10%前後というあたりには落ち着きます。
業務によっては部分発注も可能です。お問い合わせください。

一級建築士事務所 オフィス・アースワークス   http://office-ew.com
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