一級建築士事務所 オフィス・アースワークス   
 
31 | 07 | 2010
減震地盤概要 印刷
gainen 構造はいたって簡単です。ベタ基礎とその下の捨てコンの間に摩擦係数の
少ないものを敷いてやれば、ある一程度以上のゆれになると滑って地震動を
吸収するだろうというものです。

この考えはおそらく設計関係者の中では結構あったと思います。私もその中の
一人でした。ただ、摩擦係数の少ない「何か」を見つける事やちゃんとした実験
を含んだ検証をするのはなかなか手にあまる事です。

今回、地盤調査を専門とするビイック株式会社さんがすべり材の商品化と
工法としての確立を行なったと聞き、さっそくコンタクトをとってその内容を
お聞きしました。
このレポートの素材はビイックさんに提供していただいてます。

すべりシートは200ガル(震度5/強震)くらいから、滑り始めます。
関東大震災を始めとする大震災は300~900ガルくらいですが、
それらを200ガル以下までカットすることができます。

費用はすべりシート自体は基礎面積65㎡くらいの場合で、地盤調査も含め
90万ほどだそうです。それに施工費と通常よりは厚い砕石と捨てコン、
捨てコンを平滑にならす左官費用で+90万くらいではないかとのこと。

ただ、こうした施工費は工務店にもよると思います。
また、現場での監理や周辺状況に合わせた設計は大事になります。


yure 現在の建築業界では1000ガルくらいが
想定の範囲ですが、岩手宮城内陸地震
のような山が無くなってしまうような4000
ガルといった数字は未知の世界です。


ただ、今回の地震は市街地での家屋の
被害がそのわりに少なかったのも特徴
で、それは戸建住宅を共振させるキラー
パルスと呼ばれる1~2秒程度の周期の
地震波が少なかったことも一つの要因で
はないかと言われています。


このシステムはそういった共振を抑える
事も一つの効果として見込むことが
できます。詳しくはPDFの試験結果を
ごらんください。

実動試験結果レポート(PDF)
施工手順(PDF)



地震の震度と加速度の
関係をまとめた表と、
このシステムで受けられる
保証を記載しました。
クリックすると拡大・縮小
します。
※ 保証は地震保証ではありません。
※ 10年の瑕疵保証責任保険は2009年10月竣工物件から義務化されます。
 
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